10月28日のバス旅行当日の朝、集合時間の頃の天候は今一つでかなりしっかりとした雨が降っていました。バスが走り出しても、なお、しばらくは雨模様でしたが、段々と小降りになり、明るくもなり、最初の観光場所である日本平に着く頃は、雲こそ途切れることはなかったものの、雨は止み、以後、傘の出番はありませんでした。
最初の行き先の日本平(にほんだいら)は、静岡県静岡市駿河区と清水区の境界にある丘陵地で、名称は日本武尊(やまとたけるのみこと)伝説に由来するとのことです。先ずは日本平から久能山までを結ぶロープウェイに乗り、久能山東照宮の見学、参拝を行いました。久能山東照宮は、徳川家康公をご祭神としておまつりする全国東照宮の創祀です。徳川家康公は言わずと知れた江戸幕府の初代将軍で、以後、世界でも類のない260年余りの泰平の世を築いたことで知られています。
その後、ロープウェイで日本平に戻り、昼食を取りつつ、日本平夢テラスの散策に向かいます。日本平夢テラスは、周囲360度の美しい眺望の展望施設なので、天気が良かったら、青空の下、富士山をはじめ三保松原、駿河湾、静岡市街地などの素晴らしい眺望が楽しめたはずでしたが、あいにくの曇り空でその願いは叶いませんでした。その後、清水港近くの複合商業施設であるエスパルスドリームプラザを訪れました。ここはお土産等のショッピングだけではなく、映画、グルメ、イベントが楽しめ、観光客だけではなく、地元の方も利用する施設となっているとのことです。今では静岡市と合併した清水ですが、清水市には映画館がなく、映画鑑賞の際は静岡市まで出向いていたそうです。1999年にこのエスパルスドリームプラザがオープンした際、映画館も入って、地元の方は大いに歓迎したそうです。また、清水と言えば「ちびまる子ちゃん」の原作者さくらももこさんの出身地であり、エスパルスドリームプラザには日本で唯一の常設ミュージアムである「ちびまる子ちゃんランド」があります。帰りの東名高速道路は、途中で多少の渋滞はあったものの、海老名サービスエリアでの休憩をはさみ、無事に帰着できました。
今回のバス旅行は前年からの申込み者の増加に鑑みバス2台で執り行われたこと、参加人数も80名を超えていたこともあり、色々と行き届かないことも多かったと思われ、参加した方にはご迷惑をおかけすることもあったと思います。この課題の対策を検討しつつ、次回はより良い企画としたいと考えております。そして何より、運営をお手伝いいただいたスタッフの方には大変、お世話になりました。皆さんがいなければこの企画は実施できません。引き続き、次回もどうぞよろしくお願いいたします。